森のようちえんとは
北欧に多く存在する森のようちえん
日本においても幼児期における自然体験活動が心身の発達に良い影響を与えるという考えのもと保育者や野外活動指導者による活動が広く行われています。
森のようちえんには、様々なスタイルがあります。
ドイツの森のようちえんは園舎を持たず、毎日森へ出かけていくスタイルです。
日本では自然環境の中での幼児教育や保育を、森のようちえんと呼びそのスタイルは様々です。
園舎を持つようちえんも、園舎を持たないようちえんもあります。
スタイルはいろいろありますが、共通しているのは自然の環境の中での幼児教育と保育です。
そして多くの森のようちえんは、意図的に大人の考えや考え方を強要せず、子どもが持っている感覚や感性を信じ、そして引き出すようなかかわり方をしています。
大切にしたいこと
自然はともだち
自然の中で、子ども、親、保育者が共に育ちあうこと自然の営みに合わせるということ
自然を感じる
自然の中でたくさんの不思議と出会い、豊かな感性を育む
いっぱい遊ぶ
自然の中で、仲間と遊び、心と体のバランスのとれた発達を促す
自分で考える
子ども力を信じ、子ども自身で考え行動できる雰囲気を作る
五感を使う
森のようちえんで養われること
森の中での遊びは危険がつきものです。
子どもたちは体をつかって自分の限界を学びます。
また、その限界を乗り越えたときの喜びは、自分に対する大きな自信となります。
想像力、身体能力、精神と体のバランス、社会性が同時に養われるのです。
四季の移り変わりを体で感じることができるのも森のようちえんの特色です。
五感による自然体験
森のようちえんは、子どもたちが五感を使って自然を体験すること、
そしてそのためのプログラムの柔軟性を重視しています。
「五感による自然体験」は、
環境教育においてもっとも重要だとされる過程のひとつです。
子どもたちは、物事を理解する前に、まず見たり触ったり五感を使って体験します。
そうした中、自然にでてくる興味や疑問が、
後々のしっかりとした理解につながるのです。
「小さいころに五感を使って学んだことは大人になってからも忘れない」。
『森のようちえん』は、幼児という最年少層に、五感を使って自然を体験する場を提供し、自然の魅力をアピールする絶好のチャンスなのです。